気になるギモン
2024.10.31
がん免疫療法はどんな病院で受けられる?医療機関の特徴を解説
がん免疫療法についてインターネットで調べると、検索結果にたくさんの医療機関が出てくるかと思います。
そうなると、どこで受ければ良いのか・その医療機関はどんなところなのか分からず、悩んでしまうことがあると思います。
以前の記事で専門家の先生に免疫療法を受ける医療機関の選び方を伺いました。
その中で、以下の4つのポイントが重要だと分かりました。
- がん免疫療法について経験豊富なお医者様がいるか?
- 複数の免疫療法のメニューを持っているか?
- 治療前後にきちんと検査をしているか?
- がんの再発防止に取り組んでいるか?
しかし、これらのポイントを実際にクリアしている医療機関は少ないのが現状です。
そこで今回は免疫療法を受ける際のポイントをクリアしている医療機関とは、どんなところなのか解説します。
免疫療法の位置づけについて
免疫療法を提供する医療機関は、治療の内容、医療機関の所在地、認定医療等委員会の名称とともに、患者への説明文書や同意文書を厚生労働省に申請し、登録された後に治療をすることができます。
保険証を使う標準治療とは異なる自由診療という括りではありますが、厚生労働省に登録されている医療機関でないと治療を行えない、というところがポイントになります。
治療の流れについて
①まずは医師が診断を行い、患者様が受ける免疫療法の種類、日程、費用の説明をします。
一括りに免疫療法といっても、用いる免疫細胞には種類が複数あり、それぞれ体内での働き方や役割が異なります。標準治療はがん種とステージによって治療の流れが全て決まっていますが、自由診療である免疫療法は、これまでの症例や免疫学の知識をもとに最適な治療法を選択し、患者様に提示する必要があるため、まさに医師の腕の見せ所といえます。
医師の説明に納得していただき、同意書にご記入いただくと、いよいよ免疫療法のスタートです。
②最初に患者様の免疫細胞を採取するため、採血を行います。全採血や成分採血など、行う治療の種類によって方法が違います。
採取した免疫細胞は、登録された細胞培養加工施設(CPC:Cell Processing Center)で培養(数を増やす)・活性化させます。
再びお体に戻す免疫細胞を取り扱うため、外界と遮断された構造の、汚染を防ぐ無菌環境下で培養作業ができる施設で、専任の培養技師によって厳格に取り扱われます。医療機関自体がこの施設を持つパターンと、専門業者に委託するパターンの2つがあります。
③免疫細胞の培養が完了すると、医師の指示に従いお体に戻します。点滴や注射など適切な方法で行います。副作用として、接種部位の腫れや発熱が報告されていますので、しっかりと医師から説明を受けてください。
上記が治療の大まかな流れです。
治療に際して専門の医師が在籍していることは勿論ですが、下記の設備が必要となります。
・医師と患者との問診/接種等のスペース
・採血のスペース、成分採血の場合は専用の機器
・細胞培養加工施設(医療機関にあるか、外部委託するか)
また、入院ではなく通院での治療となるため、入院設備が無い医療機関が大半です。成分採血の機器や細胞培養加工施設を自院で持つのは非常に高額ですが、そうでない治療を行う場合は、比較的コンパクトなスペースで治療を提供する事ができます。
免疫治療を提供する医療機関の
特徴
自由診療という括りの治療法ですので、標準治療を行う規模が大きい病院では受診できない事が多いです。
比較的コンパクトなスペースで治療を行え、かつ通院での治療提供が可能ですので、必ずしも大きな施設を構えて治療している医療機関ばかりではありません(中には、かなり高額な細胞培養加工施設を自院で持ち治療を提供する専門医療機関もあります)。
この特徴を活かし、別の治療も一緒に提供している医療機関も多くいらっしゃいます。
免疫療法を受けられる
医療機関の特徴
- 入院ではなく、通院での治療
- 標準治療とは違いコンパクトな施設が多い
いかがでしょうか。免疫療法は医療機関の規模の大小で判断するのではなく、専門知識を持った医師と、病状に適する免疫治療法の種類を判断し、医師としっかり相談して治療を行うことが大切です。
まとめ
がん免疫療法が受けられる
医療機関とは
がん免疫療法は、厚生労働省に登録された医療機関でないと行えない
がん免疫療法は、これまでの症例や免疫学の知識をもとに、最適な治療法を選択し患者様に提示する必要がある
がん免疫療法を行う医療機関は、入院設備が無くコンパクトな施設が多い
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