がんを治療しないと最期はどうなる?がんの進行について説明

がんと診断されても、手術後の不便や抗がん剤の副作用を恐れ、治療をためらう方もいらっしゃるかと思います。
しかし、そのままがんが進行すると身体に様々な不具合が生じ、最期には死に至る可能性が高くなります。

そこで、もし治療をしないとなるとどうなるのか、がんの進行やメカニズムについて説明していきます。
このコラムが、がん治療に際しての正しい判断の一助となれば幸いです。

がんの進行によって死に至る原因

がんで死に至る原因は大きく分けて4つあり、更にこの4つが複合的に重なり、最終的に多機能不全や呼吸不全を引き起こし、最期を迎えます。

① がんの進行による直接的な影響

・がんが生命維持に必要な臓器に転移し大きくなると、正常な機能ができなくなり多臓器不全に至ります。

 肺  → 呼吸不全(体に酸素を供給できなくなる)

 肝臓 → 肝不全 (解毒や栄養代謝ができなくなる)

 脳  → 意識障害・脳浮腫(脳圧が上がり意識がなくなる)

 腎臓 → 腎不全 (体内の老廃物を排出できなくなる)

・がんが血管に浸潤した場合、大出血を引き起こす事があります。特に消化管がん(胃がんや大腸がん)や肺がんでは、喀血(肺出血)や吐血・下血が命に関わる事があります。

・がんが長く体内に存在すると、免疫力が低下して、細菌やウイルス感染に対抗できなくなります。そのため体力が低下したときに、肺炎や敗血症など重篤な病気に罹ってしまうことがあります。

・がんが肺や腹部(腹膜など)に転移すると、体内に水がたまる事があり、呼吸が困難になったり、体内が低栄養になり体力が落ちる事があります。

 肺  → 胸水貯留 → 呼吸困難

 腹部 → 腹水貯留 → 消化不良・栄養摂取障害

② がんの進行による全身状態の悪化による影響

がんが進行すると、がん悪液質(Cachexia)という状態に陥ります。がん悪液質は、がん細胞が異常なエネルギー消費を続けるため、通常の栄養摂取では完全に回復する事ができず、骨格筋量が持続的に減少していきます。

 ・食事を摂取しても体重が減る

 ・筋肉が衰え、寝たきりになる

 ・免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなる

最後は体が必要なエネルギーを維持できず、生命活動が維持できなくなります。

・がん患者は、食事摂取量が減少し、栄養障害(低アルブミン血症など)が進行します。胃がんや食道がんでは食事が通りにくくなり、栄養が取れなくなります。さらに、腹膜播種(ふくまくはしゅ)が起こると、腸の動きが悪くなり、栄養を吸収できなくなります。

③ 治療の副作用による影響

抗がん剤・放射線治療、それぞれに副作用はあります。
事象としては、抗がん剤の副作用による骨髄抑制で、感染症リスク・貧血による酸素不足・出血しやすくなる為脳出血などのリスクが高まります。

但し、主治医が治療方針のもとしっかりと管理してくださいますので、必要以上に恐れる事はありません。
治療に際して、不安でしたら主治医にご確認頂くのが安心です。しっかりと説明してくださいます。

④ 終末期(最期の症状)

がんの終末期になると、がんによる疼痛だけでなく、心因性などによる様々な症状が現れます。

・せん妄・意識混濁

  • がんによる代謝異常、脳転移、腎不全などにより意識レベルが低下し、最期には昏睡状態に陥ります。

・呼吸停止

  • 呼吸が不規則になり(チェーン・ストークス呼吸)が現れ呼吸回数が減り、最期には呼吸が止まります。

・末梢循環の低下、脈拍・血圧の低下

  • 手足が冷たくなり、皮膚が紫色(チアノーゼ)になります。心臓の機能が低下し、最後には心停止に至ります。

最後に

いかがでしたでしょうか。がんで死に至る原因において、特に悪液質と感染症が終末期に大きく関わりますが、しっかりとした医師であれば、多くの知見を基に適切な対応をしていただけます。
また、基本的には標準治療を選択されると思いますが「強い副作用はどうしても嫌だ」「がんが進行して受けられる治療がない」という方には比較的負担が少ない自由診療という選択肢もあります。

重要なのは不用意に治療を恐れたり、症状が出ていないのでまだ大丈夫と自己判断をせず、治療の機会を逸しないことです。
がん種や身体の状態によっては、急速にがんが進行することも多々あります。
ご自身のお考えやご状況を踏まえて、適切に標準治療・自由診療を選択する事が大切です。

まとめ

がんを治療しない場合の最期

がんで死に至る原因には大きく分けて4つあり、複合的に重なって最期を迎える

悪液質と感染症が終末期に大きく関わる

治療開始の機会を逃さず、適切な標準治療・自由診療を選択する事が大切

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